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2006/04/12

野村克也。

無形の力 私の履歴書」は2日で読み終えました。読書は得意ではないのですが、自叙伝となると夢中になって読んでしまいます。

本を読む前の野村克也のイメージと言えば「南海ホークス」「プレイングマネージャー」「肩の痛みを荒療治(腕立て伏せ)で治した」などです。

もちろん現役で活躍していた頃は全くわかりません。僕の記憶の中にある南海ホークスは毎年Bクラスで「南海最下位」と皮肉られていました。小学生の頃、男子のほとんどが野球帽をかぶっていましたが南海の帽子をかぶっている人はいませんでした。ちなみに僕は巨人の帽子をかぶっていました (^_^;)

野村監督が楽天の監督に就任した時、僕の中には“歓迎”という気持ちはありませんでした。野村監督になって楽天は強くなる…とも考えませんでした。とにかく田尾監督の解任のショックをまだ引きずっていました。

しかし、この本を読むと田尾さんでは楽天を強くすることは無理だと思いました。そして、野村監督に惹かれる自分がいました。でも、野村監督に田尾さんを育てて欲しかったなと思います。

さて、僕がなぜ野村克也に興味を持ったのかというと、ネットで検索して見つけたのですが南海ホークスの本拠地であった「大阪球場」の跡地に作られた「なんばパークス」という都市型複合施設の中に「南海ホークス メモリアルギャラリー」というのがあるそうです。しかし、そこには野村克也に関する写真などが一切ないらしいのです。明確にはわかりませんが、本を読んでいくとなんとなくその理由がわかるような気がします。

ヤクルト時代の野村監督といえば「ID野球」や「野村再生工場」という代名詞がありますが、後者は南海時代につけられたそうです。これには驚きました。晩年の江夏投手をリリーフで再生しています。江夏投手が南海にいたことすら知りませんでした。後に広島に移籍してからの「江夏の21球」は有名ですね。

楽天イーグルスも3年かけてなんとか形を作って欲しいと思います。その為にはフロントの協力が必要不可欠です。強くなりたいなら「野村の考え」に従うべきです。僕も野村イーグルスを精一杯応援しようと思います。

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